最近アンソニー・ブラウンの作品をよく読んでいます。
この本は、ナビで見つけて、図書館で借りてきました。
とても丁寧に描かれた作品で、読みやすかったのですが、内容的には、架空の友だち“ナイトシミー”の存在が今ひとつ掴みにくかったです。
たまたま同時に借りてきた本も、架空の友だちを持った女の子の話だったので、この“架空の友だち”の存在というのは、子どもにとって、重要な位置を占めるものなのかもしれません。
国内のものより、外国のお話にこの傾向は強いような気がします。
でも、無理に架空の友だち離れをする必要はないと思います。その友だちを介して、少しずつ実際の友だちに近づいていけばいいのですから。
ナイトシミーも、もう少し消えるのが遅くてもいいような気がしました。エリックがマーシャに心を開く過程がもう少しゆっくりと語られていると、もっと共感できたように思います。