初めにこの本を手にとって、子どもたちに読んであげたいって思っていました。読み聞かせる前に下読みでも・・と声に出して読んでみると、私自身が生まれてきたことに対して祝福されているような気持ちになって、感極まってしまいました。そしてこの大切な命を授けてくれた母を想いました。
命の大切さを改めて思い、生きているって、広い宇宙の中、この地球の上の片隅を借りて、たくさんの仲間たちに囲まれながらつつましい営みを続けていく事なんだと思いました。
人は、自分の生まれてきた意味を知りたがる。時に、自分なんて・・って投げやりな気持ちにもなる。けれど生まれるって、生きているって、すべてを丸のままこの世界が受け入れてくれているということなのかもしれません。なんて寛大なんだろう。広いなあ。
子どもたちがいつか悩んだり、つらい時、この本に向き合って、声に出して読んでくれたらいいな。
私たちはみんな祝福されて生まれた命。大切なことに気付かせてもらった特別な一冊になりました。