マーガレット・ワイズ・ブラウンの1938年の作品に、イタリアの舞台美術家出身のベニ・モントレソールが絵をつけたものです。
日本では、1976年に初版ですが、今回のは20年ぶりの復刻版でした。
クリスマス・イブの一夜のできごとをさりげなく描いています。
やはり、子供がドキドキして寝付けないのは万国共通で、両親に気づかれないように階下におりていきます。
クリスマスツリーは、残り火で赤・青・緑 色とりどりの飾りがきらめいています。
暖炉の前には、クリスマスプレゼントが手の届くところにありました。
家の外では、大人達が讃美歌を歌っていました。
まさにその情景が目にうかんできそうな位の臨場感溢れるお話でした。
絵の色遣いが、オレンジを基調として金とか黄色くらいしかないので最初はどうか?と思ったのですが、暖かさが伝わってきて、このお話には合うように思います。
クリスマスの時期に読みたい絵本です。