とても弱虫なあきちゃんは、ちょっと転んでも泣き出すし、歯医者さんに行ってもいやだとお母さんを困らせます。ある日チョコレートを落として泣いてると、泣き虫小僧のヘソをよこせとカミナリがやってきました。あきちゃんはヘソの代わりに持っていたへそまんじゅうをカミナリにあげたら、100個持ってくれば許してあげると。カミナリはへそまんじゅうを食べ過ぎて虫歯になって泣いてあきちゃんの所へ。あきちゃんは歯医者さんに連れて行ってあげ、カミナリの歯も治った、というお話。
版画の絵が新鮮。ここにもやっぱりヘソ好きなカミナリが登場。しかもかなり怖い顔。100個も要求するとは、欲張りなカミナリだこと。弱虫なあきちゃんだったけど、怖くて強そうなカミナリが泣いたり、大人の歯医者さんがカミナリを見てびっくりして腰を抜かすところを見て、ちょっと自身がついてきたのかな?
最後の”なきむしけむし はさんですてろ”って懐かしい!よく言ってたものです。