一生懸命お手伝いするフランチェスカに向かって、お母さんは無茶な言いつけばかり。とうとう2人は言い合いになってしまいます。
混ぜかけのチョコレートを放り出して怒るフランチェスカに お母さんの怒ったこと怒ったこと。
こんな家になんか帰ってやるもんか!
猫にでもなりたいと考えたフランチェスカは、本当に猫に変わってしまい彼女を捜すお父さんとお母さんに拾われます。
感情のままに子供を怒ってしまった後って、後悔しますよね。それが見事に描かれています。そして頭ごなしに怒鳴られてしまった子供の心もよく捉えられています。
だけど怒ってもお母さんはお母さんなのです。毎晩反省の涙にくれてフランチェスカの行方を追います。すぐそこに、我が家のソファーで寝ているのがそのフランチェスカなのに。フランチェスカはお母さんの涙を見ても一度では怒りが収まりません。けれどもお母さんに会いたくなるのです。
母と子ってこんなかなぁ。どちらかというとお母さんが見ると良いのかもしれません。少し肩の力が抜けるかもしれませんよ。
娘が何度も手に取るのですが、なにか言いたいことでも溜まっているのでしょうか。変な勘ぐりを入れる私です。