1月から12月まで、1ヶ月ごとにくぎって、サンタの生活を紹介したお話です。
サンタさんって、1人かと思っていたら、そうではないのです。やせっぽっちに、色黒に、のっぽのサンタ。いろいろいるの。
その中で、一番大きくて立派なひげを生やしたサンタがグランサンタ。みんなから愛されているサンタです。
3月になるとね、サンタは、おもちゃの実がなる畑の世話を始めます。そして、トナカイはトナカイ学校で訓練を受けるのです。
7月になると、サンタは、気球にのってよい子の調査に出かけ、秋になると、おもちゃの実を収穫して、箱詰め作業です。
そして、12月には、グランサンタを先頭に、みんなが一斉にプレゼントを配りに空へと飛び出します。
うちの子は、小学1年生と、幼稚園の年少さんですが、まだしっかりとサンタさんを信じています。
1ページ、1ページめくるたびに、
「サンタさんって気球に乗って見に来るんだ。ちゃんと、よい子のほうに入れてくれてるかな。」
「こんな細いサンタさんもいるんだ。」
「トナカイも学校に行くんだね。」
って。でも、一番驚いてたのは、「おもちゃのなる実があるんだ!」ってところでした。
だから、どんなおもちゃだって持ってきてくれるんだ、って妙に納得したりして...なるほど、なるほど、なんて食い入るように見てると、なんだか、こっちまでうれしくなってくるよね。