妻が買ってきた「ルピナスさん」で
バーバラ・クーニーさんを知り、
本屋で見つけて何気なく買ってきた本です。
とても静かな物語で、淡々と時間が流れてゆきます。
ドキドキハラハラの大冒険も無ければ、
思わず涙ぐむ切ないシーンもありません。
だけどここには、現代人には無い静かで豊な時間があります。
ワイド液晶テレビも無ければDSもありません。
厳しいけれど豊な自然の中で、家族が支えあって生きています。
ほうきを手作りする男の子は現代の子供たちより心豊でしょう。
お土産を買って帰るお父さんは、
給料明細を持って帰る私たちよりお金は無いけど幸せかも。
子供向けというよりは、実は大人向け。
拝金主義の現代人が忘れてしまった
本当の「豊かさ」を教えてくれます。
こんな生活が出来たら環境破壊もなくなるのに。