子どもたちが同じ通りに住む日系人のおばあさんからたくさんお菓子をいただき、お菓子の山に埋もれていたので読んでみました。
クラケールとブリッタはお誕生日に5オーレのお小遣いをもらったので、お菓子を買いに行きました。2人は10オーレのペロペロキャンディーを買うことにしましたが、クラケールはお菓子以外にも「でも、ほしいな……」といろいろなものをリクエストし始めます。この「……」にクラケールの願望が表れていて笑えます。
「おじさんは、どうしてお店までクラケールにあげちゃったんだろう」とわたしがつぶやくと、娘はしばらく考えてから「…きっと、お誕生日だからだよ!」と申しておりました。子どもは(特に)娘は、お菓子がたくさん出てくるので好きな絵本のようです。
前述のおばあさんについて。いただいたお菓子の量にも驚きましたが、その包みに感動しました。うちの子どもたちのために収穫感謝、クリスマス、バレンタイン、聖パトリック、復活祭……と、行事ごとにすべてギフトのすてきな包みを2つ用意してくださり、「ずっと、渡せなかった」とのことだったのです。一人暮らしの方なので、子どもには手製の礼状を書かせなければと思いました。もちろん、お菓子の山は一瞬のはかない夢にして(=クラケールたちが食べたように一度には食べさせず)小出しにするつもりです。でも、わたしが誘惑されそうかな。