挿絵には、色々なトーンのピンク色が、多く使われているように思います。独特の温かみのある色彩を見ているだけで、優しい気持ちになれます。挿絵はとてもわかりやすく、小さい子どもにも十分楽しめます。
3歳だった娘の一番のお気に入りは、ビケットが夜汽車の旅をするシーン。「むねが わくわくするような」旅を想像して、「夜に旅行に行ってみたいな。」なんて言っていました。
ビケットがみみちゃんの家にもらわれていった後も、とても大事にされ、かわいがられている場面も、とても安心するようで、お気に入りでした。飼っているヤギの小屋に遊びに行って、一日中そこで遊ぶなんて、子どもにとっては本当に憧れることなのでしょう。