The Dot=「てん」という作品名が先ずユニークで
す。
そして、内容はまさに奥深いものになってます。
副題にある「世の図画嫌いを勇気付ける楽しい絵本」という
名の通り、主人公のワシテはお絵かきなんて大嫌いだったの
ですが、点しか描いていない絵を先生は額縁に入れてくれる
のです。
それから、ワシテは点を描くことをどんどん追求していき、
凄く評価されていくのです。
きっかけは、些細なことであっても、本人にとってはとても
重要な意味を持つことがあることを教示してくれます。
ワシテにとっては、この先生との出会いこそが才能の開眼の
きっかけであって、こんな先生ばかりであればそれこそ学校
って楽しくなるのではないでしょうか?
また、きっかけを見逃さないと共に、認めてあげることの大
切さも教えてくれる絵本だと思います。