酒飲みの自己弁護のようなお話で、酒飲みの私にはたまらない内容です。
困っていたら、鬼であっても助けてあげる、一緒に酒を飲んでどんちゃん騒ぎ、この男は無欲でとてもいい人です。
一方、生活苦に耐え続けるおくさんと子どもたちはたまりません。
やって来た福の神を逃してなるかと、必死の色気作戦。
貧乏子だくさんを一人で支えているおくさんだから、しょうがないでしょうか。
ともかく、飲めや歌えやで福が来ればこんなに酒飲みに都合のいいお話はありません。
自分自身のためにも、子どもたちを楽しませるためにも読み聞かせしたい絵本です。