ストーリーは穏やかに進みます。
しろいうさぎとくろいうさぎはとても仲良し。
でも、くろいうさぎは時々寂しそうな顔をします。
なぜって、しろいうさぎのことが大好きで、ずっと一緒にいたい、でも一緒にいられるんだろうか・・・って不安だったから。
気持ちを確認したかったのですね。
そして、お互いに同じ気持ちで、ずっと一緒にいたかったから、という純粋な気持ちで結婚をします。
「結婚」という形でくろいうさぎは「証」を得たのですね。
とにかく絵がきれい!
モノクロに近いくらい色を抑えた繊細な絵です。
うさぎの表情もとてもリアルで、毛のふわふわが感じられそうなくらい丁寧なんです。
息子が0歳児のとき図書館から借りてきて、息子は全然興味を示しませんでした(当たり前ですね)。
でも私はすごくいいなぁ、と思ったので、その後古本屋さんで見つけて買いました。
2歳になる今も、手に取ることはありませんね・・・
モノクロの絵は、他の絵本で好きなものがあるので、大丈夫だと思うのですが、
イマイチ盛り上がりに欠けるお話なのと、「結婚」ということがまだ分からないのでしょうね。
ママに「だいちき!」と言ってぎゅ〜してくれますが、
そういう「大好き」という気持ちと、結婚したいほど愛してる」という気持ちの違いに気付くのって、いくつくらいなのかな・・・
男の子は遅そうな気がします。
いつか、みんなに祝福されて、結婚するということの素敵さ、いつか気付いてくれるかな?