物語自体でも感動する本ですが、物語の背景を知ることでより深く感動させられました。
アメリカは移民の国なので、たとえ自分や親がアメリカで生まれ育ったとしても、自分は○○系というのを大事にするそう。また、ロシア系アメリカ人の多くはユダヤ系だそうです。
以上のことを踏まえて読むと、何故おじいさんが近所の男の子たちに嫌がらせをさせられたのかが理解できました。
祖先はそれぞれの国であっても、宗派がちがっても、年齢がかなり違っても、お互いを尊重しての交流に心があつくなりました。
じっくりと絵と内容を読みたい本のひとつです。