まだ子供が言葉をあまり話せなかった時に、それでも乗り物の絵本が好きだったので、この本をみつけて購入しました。
脳性マピで歩けないので電動車椅子に乗るお父さんと息子のあきくんが、自宅から出発してバス・在来線の電車を乗り継いで最後には新幹線で、お父さんの実家の郡山まで行くという話です。
普通、このてのテーマはなんとなく重たい感じがするものが多いと思いますが、乗り物絵本を読むという感覚で読みつづけることができ、なおかつ、子供には知っておいて欲しいことが、自然な文体と沢山のカラフルな挿絵をとおして、学べます。
表紙を見ただけでは新幹線の話だと思っていましたが、子供も、そんじょそこいらにある乗り物の本とは違って、ストーリーがあるのが楽しいらしく、飽きずに聞き続け、また、特に、たまたま主人公の2人が乗るバスが地元を走っているバス(神奈川中央交通)なので余計親しみが持てているようです。今では、「アキくんの本」と言っています。2歳では長いかなって思うかもしれませんが、充分に楽しめると思います。それ以上の年令のお子さん、また大人の方にも是非読んで欲しい本です。お薦めです!