いとうさんの「お猿」シリーズは親子でお気に入りです。
今回はお猿が海に出ていくお話です。
大きな大きな広い海に一匹で繰り出していく冒険心と
一人になって心細い気持ちが、かわいい絵のなかにひしひしと伝わってきました。
島一周が「バナナ一本食べ終わるくらい」。
それに対して海の広さが「バナナ3本分くらいだろうか・・」と考えるおさるくんに和みました。
しかし、海はとんでもなく広かったのです・・その場面で
水平線だけのページが数ページあるのが贅沢だと思いました。
おさるシリーズは、のんびりした中にも文章にピリッとスパイスが効いてて
大人もちょっと人生観を考えさせらえるような感じもあり幅広く楽しめると思います。
字が読めるようになった子のはじめての一人読みにお勧め