ねずみさんがながいパンを持って、いろいろな動物のお宅の食事風景をのぞきながら、家路に急ぎます。繰り返しの文章の中に、途中、ネコさんの家に間違えて入りそうになったりと、テンポのよさが、子どもに受け入られるゆえんかもしれません。
またこの絵本の魅力は、なんといってもいろんな動物たちの食事風景。みんな大好物のものを、本当に美味しそうに食べています。この食事風景が、娘は大好き。「まんま・まんま」と言いながらニコニコ眺めていました。
最後に、ねずみさんが家路にたどり着いて、長いパンを長いテーブルに置いて、みんなで食べる様は、圧巻です。ねずみさんのたくさんの兄弟が、あっちを見たり、こっちを見たり、おしゃべりしたりで、ついつい、ねずみさんの1匹・1匹を注意深く見てしまいます。
また、裏表紙には「おひさまパン」のイラストが描かれていますが、ショーウィンドウには、美味しそうなパンが並び、煙突からは、パンを焼く煙がでています。是非、「おひさまパン」のながいパンを食べてみたいですね。