カラフルな配色が大好きな娘が自分で図書館で選びました。
絵もお話もとてもすてきです。
春の訪れと共に咲いた「にじいろ」(実際には藍色を除く6色)の花びらをもつ花。地表に出た喜びをみんなに分けてあげようと、1枚1枚の花びらをつかって動物たちを助けます。季節の移り変わりとともに弱っていくにじいろのはな。最後の1枚は風にもぎ取られるに任せるしかありません。でも、地中におちた種が翌年は…。
この世に生を受けた喜び、その喜びを誰かに分け与えようとする優しさ、助けてもらったことへの感謝、受け継がれる命の鎖……短いお話の中に、本当に大切なものがぎゅっと詰まっていて感動しました。
娘が2〜3才の時に出会っていたら毎日読まされただろうと思います。家に来る子供たちのために買っておこうかな。本当にいい本なので、ぜひ手に取ってみてください。