私が保育士の頃 節分が来ると子供たちに おにのよめさん
の絵本を読みました。懐かしく思い出し読んでます。
節分はまだまだですが・・
ホットする おにさんのお話が好きです。
鬼って怖くて 人間はきらう事が多いのですが。
どうして「おには そと ふくは うち」 と言うのか納得できます。
日照りで困っていた おやじどんとよめご探しに 山から下りてきた つのが一本でちんちくりんのおにが 出会うのです。
「あめを降らせてあげよう その代わり むすめを よめごにおくれ」
雨はふり 大喜びの 人々!
でも 困ったのは おやじどん 約束をはたさなければ・・・三人の娘に訳を話します。
姉さんたちは、行けないと言う おふくが涙をこぼしながら「私が いくべよね とうちゃんの 約束だもの やぶられん」
約束のをまもる! 大事なことですね!
誠実な おふくの優しさに感動します。
約束の重み! それが 破られることが多い世の中で おふくはやっぱりすごいです。
おにと一緒に、山へいくのです。おには 優しいのですが、おふくは うちが恋しいんですよ。
春になり、お母さんがくれた、なたねの花をたどっていくと家に帰れたのです。
おには おふくがいなくなって、寂しかったんでしょう。
「おふくを かえせ」と言うのですが・・・
お母さんが いった豆を渡して、「おにどん この豆に 花が咲いたら 迎えにおいで」といわれ、豆を蒔くのです。
いつまでたっても 花は咲きません。
おかあさんの 娘を思う気持ちと おにのさんの 誠実さがなんともいえぬ かわいそうで・・・
節分の晩におには、「おふくを かえせ」とやってくるのです。
きのいいおにさんは あっそうか 豆に花が咲くまで待つんだったと山に帰っていくのです。
なんだか やるせない 気持ちになりました。
「おには、そと ふくはうち」
優しいおにさんの気持ちを思って・・・
節分の豆まきしないとね!