地味な感じの表紙なのに内容はぶっとんでいます。でも、おつかい自体に波乱があるわけではないんです。ストーリーは穏やかにすすむのに、細かいところでつっこみどころが満載なのが、この本のオススメポイントです。
表紙のぶたぶたくんを見て「これ、うしじゃん」と長女の一言に始まり、ぶたぶたくんの名前の由来(ぶたぶたくんのおかあさんって・・)、ぱんやのおじさんのかお、かおつきパン(これ上等なの?)、ぶたぶたくんのくちぐせ、やおやのおねえさんの服装、おかしやのおばあさんのじゃべりかた、くびのリボン、ばあい、とざっと思い出しただけでもこれだけはつっこみたい感じです。
実はこの本は何度か手にとったのですが、字が非常に多かったのでパッと見た目で読み聞かせをさけてきました。
でも、この字の多さの正体がこの面白さになると納得しています。勇気を出して読んでよかったです。
ただ面白いだけでなく、最後に地図で確認できたり、なによりもほのぼのとした幸せな時間がすごせたので、良かったです。ちょっと長いお話が聞けるようになったら、絶対オススメですよ。