ぶたぶたくんが買い物を頼まれて、お歌を歌いながらパンやさんへ。途中でかあこちゃんとこぐまくんと出会い、一緒にやおやさんとおかしやさんについてきてくれる。
「3にん なかよし、3にん よれば、ぶたぶた かあこお くまくま どたじたどたあん ばたん......」とおしゃべりして、じゃあね、ばあい、と帰っていくお話。
花咲く一本道、山がそびえ、まっしろいくもが浮かんでいる風景の中を彼等は歩きつづける。
のどかさとはうらはらに、なんと登場する彼等の個性の強いこと!それぞれのお店の店主には口があんぐりとしてしまう.....。
初版1970年の本だけれど、昔の絵には洗練されすぎない、どこかぶかっこうなところがあって、それが妙に胸をつかむものである。私も幼稚園のころに呼んだこの物語、なぜか心に残る絵本の1冊です。