主人公は、ちびくろさんぼではないけれど、この絵本を読んで、ちびくろ〜を読んだときのおもしろさを再び感じることができました。
木の周りをぐるぐるまわってたら、バターになってしまうなんて、忘れようにも忘れられない場面が、この絵本でも見られ、トラのバターでつくったパンケーキの味ってどんなものだろうと、想像をふくらますひとときは、昔も今も変わらないなあと思い、とってもうれしくなりました。
この絵本で特徴的なのは、男の子とママとパパのお顔がとってもハッピーなところです。笑顔がすてき。愛情たっぷりの仲良し家族なんだろうなあって想像します。家族の笑顔があるからこそ、トラに出会うピンチの場面でも、男の子は乗り越えていけるのかもなあとも思いました。
ちびくろさんぼといっしょに読み合わせるのもおもしろいかなと思います。