ネズミにまでばかにされるちいさなねこが、ばけねこになって脅かしてやろうとするお話なんですが、ねこが墓場で出会った幽霊の存在の方が私には強烈でした。
私はこの絵本で初めて知ったのですが、幽霊ってこの世にくる時、冥土の入り口に脚をおいてくるんですね。
それをなぜか、この幽霊は、つけたまんまこの世に来てしまい、木の下に立て掛けておいたら、からかさおばけにとられてしまうなんて。そもそも、脚を木の下に立て掛けるって笑。
からかさおばけが脚3本の姿も笑ってしまいました。
もう何がなんだか。どうしてせなさんは、こんなユーモラスな発想ができるんでしょうか。大好きです。