大きくなることって、大切だったものを手放すことなんだなあと思いました。
だから、成長って嬉しさと共に、切なさも感じるんですね。
子どもが成長するには、心の成長痛が伴うということを敏感に感じる大人がいるというだけで嬉しくなります。
ジェインのお母さんは、そこまで感じているわけではありませんが、アーサー・ミラーはすごいですね。
息子は、赤ちゃんのところの記載にはあまり興味を示さなかったのです
が、身長がだんだんと増えてきたところで興味を示していました。
赤ちゃんから幼児になるまで、子どもの発達というのは目覚ましい。
心の成長が体の成長にいつも追いついていくとはいえないこと。
子どもは感じていても表現することはできません。
だから、この本が代弁してくれることが嬉しいのでしょう。長く読まれ続けている理由がわかります。