我が家の「ジェインのもうふ」は30年以上の歳月を経て、もう黄ばみやシミが出ています。
なぜなら、この本、パパの子供の時のお気に入りだったから。
子供たちにも読んであげてと、おばあちゃんが送ってきてくれたこのお話、当時4歳と2歳に子供にはかなり長いのですが、真剣に聞いていました。
娘には、大好きなタオル地のうさぎのぬいぐるみ「うちゃ」がいて、
ジェインの毛布に重ねて見えたのかも知れません。
子どもたちが、自分たちがだんだんと大きくなっていくというのは、実際にはどんなふうなのかを知るにも良い前体験になるかも。
片時も離さなかった毛布から自分が卒業して、でもそのお別れは淋しいだけでなく、温かいものとしてストーリーが終わるところがとてもいいと思います。
パパから、子供たちへ、そしてその子供たちまで大切に保管して読み継ぎたい名作です。