福音館書店の「かかくのとも 2004年2月号」
この手の福音館書店のシリーズは 440円の低価格ながら
内容、クオリティーは高く、ボクにとってすっごい”お得”感があります。
それはさておきまして、
さてこの本、
きれいな水彩のタッチと、だいたんな構図で、
あかちゃんが生まれたときの情景が、
みずみずしく、イメージ豊かに描かれています。
出産立会いをしたわたくしには、
あの小さな命を
初めてこの手で抱きかかえた時のいとおしさ、
この小さなおもちゃみたいな手をながめながら、
この子を育てていくんだなあ、と感慨にふけったことが
リアルに思い出される貴重な絵本です。
2歳の娘といっしょにこの本を読んでたら、
オッパイを飲む場面になったとたん、
反射的に「おっぱい!」と叫んだかと思えば、
妻のところに走って行ったきり、帰ってきません....。
7歳の悪がき坊主と、”魔の2歳!”突入中の娘との生活のなかで、
大人げなく、つい本気でおこってしまう時もあるんですが、
この「わたしのあかちゃん」を本棚の目にふれやすいところに置いて、
あのときの感動を思い出し、
すこしは、やさしい顔をしたオトウチャンに戻れたらな、
なんて思ったりしています。