評判が良さそうなので、読んでみました。
結果大正解!痛快なストーリーと魅力的な登場人物。とても楽しかったです。
モダンな昔話風の物語といった印象です。
降矢ななさんの挿絵もダイナミックで魅力的。
山姥の娘まゆが、ある日鬼に出会います。
鬼はまゆをゆでて食べてしまおうと、まゆをうちに誘い、お風呂を沸かすと嘘をつきます。
そうとは知らないまゆは、薪を作ったり、かまどの石を並べたりと手伝います。お湯が沸くと、礼儀正しいまゆは「おさきにどうぞ」と鬼を鍋にほうりこんでしまいます…!!
ここで娘は怖がって、読み聞かせる私の後ろに隠れるほどでしたが、最後友達になった二人を見て、ニコニコ顔になりました。
ひたすら純粋でまっすぐで、明るく元気いっぱいのまゆ。
いつの時代も子供ってこうであって欲しいなあ。
さらに怪力なところが、スウェーデンの大人気キャラ「長くつしたのピッピ」を彷彿とさせます。山姥のお母さんも、スラリと細くて若くて、かっこいい!
この絵本はこの先もずっと読み継がれていきそうですね。