ずーっとずっとだいすきだよ」 てぃんくてぃんくさんの声

ずーっとずっとだいすきだよ 作・絵:ハンス・ウィルヘルム
訳:久山 太市
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1988年11月
ISBN:9784566002760
評価スコア 4.64
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  • 娘は感涙

    娘と母との平均で星3つ。
    読み終わると、すごく悲しそうな顔をして「どういう(意味の)本やったん?」。
    4歳へ向ける言葉に困りながら、好きなら言葉にして伝えないと相手にはわからないカモしれない、そうすると(死も含めて)お別れのときに寂しいのが少なくなるかもしれない、と作者の言わんとしていることを話しました。
    するとウワーンと大泣き。エルフィーが埋められ、皆が涙にしずむシーンを指差して、ここが悲しいのだと言う。
    正直こんなにわかると思わなかったので戸惑いました。
    その晩、我が家の猫を優しく撫でながら「好きやで、ずっとずーっと好きやで。死んだら嫌やで」という娘に、たくさん心のひだをつけてゆく時期なんやなあとしみじみ。

    が、私には今ひとつ。
    飼い犬やら猫やらたくさん亡くしていますけど、好きだと言い続けていたからって悲しみは和らぎませんでした。
    たとえ老衰だとしても後悔しない死なんてない。いつしか持論になってしまった私なりの定義です。
    言い尽くせたと満足して死を見送ることは、絶対ない。それならもっと好きと言えばよかったと、そういう風に後悔する。そんなものだと思う。死って、そんな単純なものではない。
    だいたい好きと伝えたくなるから自然に言うのであって、これでは死ぬことを考えて言うみたいです。(単に訳のせいかもしれませんが)〜してやったという表現が多いのも気になる。

    ただ現在好きなものに好きだよと伝える重要さという点では、いい本だと思いました。
    捉え方も、親子とはいえ人それぞれです。

    投稿日:2006/09/29

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