ここんとうざい
かるわざしのそうべいでござーい
娘が保育園でこの本を読んでいて、落語の口上を言うので
私も読みたくて家に用意しました。
かるわざしのそうべいが、綱渡りをしているときに
落ちて死んでしまって、地獄に行くことになります。
地獄絵が描かれますが、そうべいとなかまがユーモアたっぷりに
次々と困難なはずの状況を乗り越えていくので
おどろおどろしい感じはありません。
悪いことをすると地獄に行くんだ。
私は天国に行きたい。
善悪がわかるようになった子どもには
このことが焼きつけられるようです。
この本を保育園で読んだ後は、やけに掃除を自分でやり始める子が
増えたと先生が笑っていました。
古典落語の美しいリズムを、子どもはすいすい覚えます。
美しい日本語のリズムを感じるのにもいい絵本ですね。