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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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じごくのそうべえ」 ガーリャさんの声

じごくのそうべえ 作:田島 征彦
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1978年05月
ISBN:9784494012039
評価スコア 4.76
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  • 地獄ってどんなとこ?

     最近は、長い童話でも、1人ですらすらと読めるようになった娘ですが、関西弁で書かれたこの本は、まだ内容を瞬時に理解して読むには難しかったようで、何度もつっかえながら、苦労して読んでいました。
    でも、その分、じっくりと時間をかけ、「絵を読んでいる」様子が、娘の真剣な横顔から伝わってきて、これこそが「本物の絵本」のもつすばらしさだなあ、と実感しました。
    田島さんの絵には、それだけの迫力があり、絵本のおもしろさが凝縮されていますよね。
     
     娘は、初めて見る(?)地獄の絵に、至る所でびっくり! 
    悪いことをした人が落ちるという地獄には、いろんな怖いものがあるらしい。
    死んだものの着物を剥ぎ取るという「しょうずかのばあさん」。
    今までしてきた悪いことが全部写ってしまうという「じょうはりのかがみ」。
    もちろん「えんまだいおう」もいる。(娘は、「あっ、「おじゃる丸」に出てくる閻魔大王だ!」と喜んでいました。)

     でも、このお話、地獄が本当に恐ろしいところなのか、実はとってもおもしろいところ(?!)なのか・・・「怖いのに笑っちゃう」ところが楽しいんですよね。1度見たら忘れられない地獄の光景!

     娘は、地獄は死んだ人が行く場所なのに、その人たちが歩いたり、しゃべったりしているのが不思議に思ったらしく、「この人たち、死んじゃったんじゃないの?」と、確かめていました。
    また、そうべえが病床で目を覚まし、生き返った場面では、
    「きっと赤ちゃんになって、また生まれてきたんだよ。でも、この大きさは赤ちゃんには見えないよね。子どもくらいかな?」と、ここでも混乱気味の様子でした。

    投稿日:2010/10/14

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