これはもう、文句なしにおもしろい!!
話の舞台は、生と死、善と悪、
不潔や恐怖などといったものを背負う「地獄」。
にも関わらず、
どんな困難にも、全く緊張感のないそうべえご一行。
ものすごくものすごく恐ろしくて痛い場所であるはずの地獄の住人も、
なんか愛嬌があって憎めない。
大きなテーマって、
本来こんなふうに語られるべきものなのだと思います。
どんな困難にも、肩の力を抜いて
そうべえたちのように向かっていけたら。
楽しんで越えて行けたら。
やはり日本の古典文化のパワーはすごい。
田島征彦さんの絵もすばらしい。
日本を代表する名作絵本です。