長いにも関わらず集中してジッと聞いていました。
お父さんが風で、プンが花を咲かせている。今もどこかで、そう思わせてくれるような可愛らしい童話ですね。現実味のあるメルヘンというか。
「お父さんとのやりとり」という要素も、娘の気を惹いたんじゃないかしら。
これ、私が子供の頃聞いていたらやっぱり好きになっていたと思う。
これといって盛り上がるわけでもなく、派手なこともないのだけど、想像の余地がいっぱいで身近で、心の中にずっと棲みつきそうなお話です。
読む人をその世界へ誘ってくれる控えめな絵が好きです。