「たなかさんちのだいぼうけん」は以前読んだことがありました。
突然、家に足が生えて、家が冒険するっていうちょっと変わったお話で、すごい発想だなぁと思っていたら、なんと、これには前作があるという。
そこで、借りてきたのが「たなかさんちのおひっこし」です。
これを読んで、バージニア・リー・バートンさんの「ちいさいおうち」を思い浮かべたのは私だけでしょうか。
おもむきはかなり違うけれど、都会の喧騒の中で息苦しくなってきた小さなおうちが、最終的に安住の地を見つけるあたりが。
突然、家に足が生えてくるっていうのが印象的だったらしく、子供たちは、以前読んだ「たなかさんちのだいぼうけん」をしっかり覚えていて、
「あ、やった。やっぱり、家に足が生えた!」
と当たり前のように納得。
家に足が生えるなんておかしいとか、こんなのありえない、とかは思わないらしい(^^ゞ
最後に、たなかさんが、すずきさんと出会うと、
「よかった。やっとすずきさんが出てきた。」
ほんとは「たなかさんちのおひっこし」「たなかさんちのだいぼうけん」の順で読むのがいいんだろうけど、反対から読んでも、十分楽しめたようです。