勝手にもっと低年齢用の絵本だと思い込んでいたのですが、なかなかのボリューム&内容でした。
本当にただの色のカタマリ。でも読み進めるうちに、表情があるかのように見えてきます。家族のあたたかさとか、お友達と遊ぶときの楽しさとか、自分のことを分かってもらえない悲しさとか。
細かいところまで書き込まれていない絵だからこそ、子どもたちが自分の想像力をフルに使って、その時その時の自分にぴったりの顔や動きを思い描くことができるんだろうなぁと思いました。
小さい赤ちゃんから大人まで、その年齢に応じた楽しみ方ができる、数少ない絵本の一つではないでしょうか。