余りにも有名なこの絵本。題名は知っていたものの、実際に本を購入して読んだのは、娘が生まれてからでした。
何とも不思議な絵本でしたが、このただの丸、それもポトンと絵の具をたらしたような丸が、ちゃんと意思を持った、あおくんやきいろちゃんや、お友だちや親に見えてくるから面白い。
子どもも「この丸なに?」なんて言わないのです。ちゃんと「あおくん」「きいろちゃん」と呼んでいます。
実際に男の子や女の子の姿が描いてある以上に、二人でいる楽しさとかお友達と遊ぶ楽しさ、親にわかってもらえない悲しさが、読者にヒシヒシと伝わってくるから不思議です。
子ども達も大喜びで、何度も読んだ絵本です。
それにしても、レオ・レオニって不思議な絵本作家ですね。
『スイミー』と同じ作者だなんて思えません。全く違う絵本になっています。
とても好奇心旺盛で、なんでもやってみようという人だったのかしら?