作者の本はとても奥が深いです。
この本は子どもでも楽しめる作品ですが、大人の私でもいろいろと考えさせられる本でした。
『ぼくを探しに』とは逆に、こんどは かけら が旅に出るのですが、その かけら が男だとしたらぴったり合う相手は女となります・・・
最初に役者のあとがきを読んでから改めて読むと、また違った味わいがあると思います。
すぐに割れてしまう相手(女)、たくさんの かけら(男)をほおばりこむ相手、欠けたところが多すぎる相手、身を隠す相手・・・と、様々なお相手が出てくるのです。
そんななかビッグオーと出会いますが、かけら はビッグオーには収まりません。最終的には自分は自分で生きていくぞ!という感じになります。
すてきな本です、オススメです。