娘も体が若干不自由です。でも、りんちゃんと比べたら不自由など
とは言っていられないくらいの不自由さです。ひとりで歩くことも
(速くなくとも)走ることもできるし、ジャンプもできる。
でも、左足には装具をつけていなければなりません。プールの時には
はずしますが、内反した足を見ていると転んで骨を折ってしまうので
はないか?とひやひやしたり、プールの中を走ることも幼稚園のお友達
よりは格段に遅くて(地面を装具をつけて靴を履いて走ることよりも
断然遅い)「やっぱり不自由に感じているだろうなあ」と心の中で
思ったりもします。
そういう、うんと不自由ではないけど、不自由ではある立場にいる
娘がこの絵本を読んだらどう感じるのかなあと思いながら
読みました。
食い入るように絵を眺め、静かに聴いていました。
読み終わった時には「いいお話だったね」とひとこと。
あ、やっぱり自分のことは今のところ特になんとも思っていない
のだなあって思いました。そうして、体の自由がきかないお友達を
助けるお友達や、先生のことを素敵だなあと思ってくれたのだな
ってうれしくなりました。
娘の身近にも体の自由がきかない子がいるので、そんな子の気持ち
まで想いを馳せてくれるかな?
体の自由がきかない人がいると、普段接していない子ども達は(大人も)
なにか気詰まりに感じたりもして敬遠しがちなように思いますが、
いろんなものをみたい、やりたい、っていう気持ちも持っているんですよね
(おそらく自由に自分でなんでもできる人以上に)。
ちょっとしたことでも気づいたらお手伝いして、ペカンの木の小枝くらい
な人にはなりたいなあって思います。そのためには、はるこせんせい
みたいに元気元気な人でいないといけませんね。
だけど、誰だって(私だって)お手伝いしてもらう側になることだって
あるのだよな、ってことも、いつも胸の中に置いておきたいと思います。