この絵本を2冊もっています。1冊は周囲が茶色くすすけてきていて1972年第9刷のもの。ビニールのカバーがついています。もう1冊は2003年第76刷のもので、教え子からのプレゼントです。こちらは紙のカバーです。1955年にアメリカで出版されて今年で51歳になります。こんなに長く愛されて読み継がれている絵本なのです。
あたたかな初夏(女の子の服装と草花や動物から初夏と推測しました)の一日、女の子はいろいろな動物と遊んでもらって「とってもうれしい」気持ちになっています。この気持ちが読み手に充分伝わるのです。子どもだけでなく大人にも。
いい絵本はいつ読んでも受け入れられるものです。50年後の現在でもへびや子鹿と遊ぶことは出来なくても、絵本のお話しを自分の体験とし、普通のこととして幼い子ども達は受け止め、繰り返し読み継がれていくのだと思いました。