私が子供の頃、大好きで何度も何度も読んでいました。
大人になり、親になってから読んでみたら、あららら・・・。
最初に娘たちに読んであげた時は、涙が出てうまく読んであげられませんでした。
娘も「なんで泣いてるの?」という顔をしていました。
三回目くらいからは泣かずに読めるようになってきましたが、
油断するとダメです。泣いてしまいます。
あさえの不安な気持ち、我慢する気持ち、妹を想う気持ち・・・。
いろんな気持ちが詰まってて、どうしても泣いてしまいます。
あさえのおかあさんの
「あさえちゃん、たったひとばんで本当に大きなおねえさんになったのね」
という言葉にもグッときました。
すべてを包み込んでくれたお母さんの優しさにまた涙です。
はにかんだあさえの嬉しそうな表情も印象的でした。
今回初めて知ったのですが、
『はじめてのおつかい』の登場人物たちが隠れていたんですね。
3歳の娘が「あっ!これ!!」と嬉しそうに見つけました。
最近、新しい本ばかりに目がいきがちだったのですが、
ロングセラーと言われる絵本の素晴らしさを改めて感じました。
娘たちが親になった時にも読み継いでいって欲しい一冊です。