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ほうすけのひよこ」 てんぐざるさんの声

ほうすけのひよこ 作:谷川 俊太郎
絵:梶山 俊夫
出版社:解放出版社
税込価格:\1,650
発行日:1999年11月
ISBN:9784759222180
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 9
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  • 谷川俊太郎さんの創作物語ですが、昔話のような雰囲気があるのは、梶山敏夫さんの挿し絵の影響も大きいかもしれません。

    村の人たちは、「ほうすけ」はどこから来たのか、誰も知らない。いつからいるのか、だれも知らない。それがこの物語の主人公「ほうすけ」でした。
    この冒頭を読んだだけでも、先に気になってしまいます。
    おまけに、詩人の谷川さんだからこそでしょうか。
    言葉の響きがとてもリズミカルできれいなので、声に出して読むと、よりこの物語を感じることが出来る印象を受けました。

    お墓のシーンで始まって、お墓のシーンで終わる、とても珍しい作品だなと思いました。
    「ほうすけのひよこ」がなにを意味するのか、谷川さんが読者になにを届けたかったのか、
    この切ない終わり方にどのような意図があったのか、とても考えさせられてしまいました。
    でも、心に残ります。ぜひ読み聞かせなどで子どもたちにも伝えていきたいです。
    小学校高学年から、中学生・高校生のお子さんたちにいかがでしょうか?

    投稿日:2019/12/14

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