自分がおおかみであることを知らない子どもおおかみがいました。
だんだん大きくなるにつれて、今までいつも一緒に遊んでいた友達がオオカミに近寄らなくなります。
オオカミは怖いんだよ・・そんな情報を得るんですね。
子どもおおかみは自分の顔を見て、この怖い顔が原因なんだ!
とやけになり、わざとみんなを怖がらせたりしました。
確か大阪の何かの保育の研究でこの絵本が教材に使われたということを聞いたことがあります。
多分、このくだりの部分が普段子ども達が生活している中で
姿が重なる部分があるんでしょうね。
乱暴だ!怖い!と誰かが言うから、みんながそう思う。
そう思われた子はそうだ!ぼくは強いんだ!と威張るようになる・・
子ども間だけの問題ではなく、保護者の間でもそういう目で子どもを見るようになる・・。
親も、先生も、友達も、子どものいいところがいっぱい見えるようにしたいですね。