表紙のダイナミックなバッタが印象的な一冊。
中の絵も文章も、とにかく力強いです。
今まで、他の生き物に食べられないように、
びくびくと怯えて暮らしていたバッタが、
ある日、もうこんな生活は嫌だと、
石の上でひなたぼっこをはじめます。
当然、他の虫たちに見つかり、食べられそうになった時に、とんだ!!
この様子がとても力強いです。
そのあと、自分には羽があったことを初めて知り、羽を使ってどこまでも飛ぶのです。
なんだか、この姿にとても元気をもらえるんですよね。
あと、最後のページに、赤紫のバッタがいるんですが、あれは何を表しているのかなぁ。