10歳の息子と読みました。
地球が丸くて自転と公転をしていてそれで朝昼晩があったり季節があったりするというこの当たり前のこと。
が、当たり前でなかった時代があったのです!
という、これまた当たり前のことですが、
当たり前と思っていること自体が非常に申し訳なく思うようになる一冊。
あとがきまで読んで、作者の安野さんの狙いがまさにそこにあったと
分かった時、
雷に打たれたかのような衝撃とともに、
この本の素晴らしさを実感しました。
天動説のころがはたしてどんな世の中であったか、
そんな中勇気を出して地動説を唱えた人々はどのような扱いをうけたか、
本当に、先人の長い長い長い苦労があって、
地球は丸い と言えるようになったことに、
改めて敬意を表したいと思います。
10歳の息子と読めてヨカッタベスト5に入る、素晴らしい一冊です。