畑を守っている心優しいかかしくん。
かかしくんの密かな夢は畑じゃなく花畑に立つこと。
ずっとずっとがんばってきたのに、ある年、古くなったからと畑に置き去りになってしまいます。大ピンチ!! さて…?
大丈夫、最後はハッピーエンドです。
ごく素朴なストーリーで安心して読めます。
かかしは一年中立っているものだという印象があったもので、冬になると、かかしは引き抜かれて倉庫に仕舞われるんだと初めて知りました。慌てて調べたら日本にも「案山子揚げ」という行事があるらしく、ということは一年中立っているかに見えたかかしは、実はこの本のかかしくんのように置き去りにされてしまったのかな?と考えてしまいました。