アーディゾーニさんの絵本と言えば、「チムとゆうかんなせんちょうさん」をはじめとするチムシリーズが有名ですよね。
でも、この「時計つくりのジョニー」もとても素敵な本です。
主人公のジョニーは、ものを作るのが大好き。
ある日、大時計を作ろうと思い立ち、材料をどうにか集めようと奮闘します・・・。
大きな箱状で振り子がついている、あの大時計ですよ!
自分で作ろうって思いつくところで、もうすごい、と私なんかは思ってしまいます。
この本のなかでは、ジョニーは最初、みんなにばかにされます。
親や先生でさえ、そんなことはくだらないなんていうんですもの。
それでもジョニーはがんばるんですよね。
自分の好きなこと、得意なことだから、絶対できるってこと。
それがちゃんとわかってるんですね。
ラストも良かったです。自分の好きなことに打ち込めるって、なんて幸せなことでしょう。
私にも息子がいるので、ついつい重ね合わせてみてしまいました。
息子にも、一生かけて打ち込める何かが見つかるといいな、なんて思わせられました。