息子がまだ4歳だったある晩、浴槽の湯加減を見ていると息子がやってきてお湯に手をいれ;
息子:あつくもないつめたくもないちょうどいいかげん
私:それ、何の本の言葉だっけ?覚えてる?
息子:うーん、覚えてない。
私:3びきの?
息子:こぶた!
私:・・・・・
普段、トルコ語と英語と三身一体化した不可解な日本語を話す息子の口からこんな良い日本語が飛び出したのに驚く一方で、ふと、急にこの言葉の凄さに気がつきました。
実はこの本をはじめて読んだとき、おおぐまのおかゆが熱すぎるのは当然だけど、ちゅうくらいのくまのおかゆが冷たすぎて、こぐまのおかゆが丁度良いなんてありえないって個人的には思ったんです。で、別のバージョンの3びきのくまを読んだときに、「おおぐまのも、ちゅうくらいのくまのも熱かったので」という記載があり、その時は常識で考えたらそうだよなって思ったんです。
でも、そうしてしまうと、この子供の心に残る名句はできないわけですよね。「あつくもないつめたくもないちょうどいいかげん」ってインパクトもあるし、語呂も良いし、この本の魅力を高めてると思います。
3びきのくまの本は他にもありますが、絵も内容もこれが一番だと思います。キャンディのキャラもいけてると思います。息子は5歳の今もこの本が大好き、お勧めです。