こんな素敵なお友達に囲まれていたらきっと毎日が楽しく、人生が幸せで豊かに過ごせること間違いないだろうな・・・って思わせてくれます。
おとなにとっても時には煩わしい友人関係があって、心配してるんだよ、心配してあげているんだよ、な〜んて言われ続けていると、いい加減うっとおしくもなり、友達って何って思ってしまいます。
その一方で、何も言わず、遠くから見守ってくれているような大きな愛を感じる友人もいます。
もちろん、クマネズミくんのお友達は後者。押し付けがましくなくてとても自然な友達を思う気持ちが心にぐっときます。
そして、クマネズミくんは自分のうけたその友情をまた別の友達に与えてあげようとします。なんて素晴らしいことなのでしょうか。
パジャマンマという軽快な言葉の響きとはうらはらに、悲しくて寂しい友の気持ちが読み取れる、優しくて、気持ちのわかる人になってもらいたい。そんな思いを込めて子供たちに贈りたい、私のイチオシ絵本です。