最初に読んだ時、ページをめくって、一つ一つ場面が変わる毎に、
なんかつながりがあるようなんだけど、意味がわからなくて、
最後まで「どういうこと?」と、もやもやしました。
が、パラパラとめくってみたら、全部の絵がつながっているんですね。
そして、最後を見たら、何と3メートルの絵を絵本にまとめたと書いてある
じゃないですか。
わあ、それなら、この絵、つなげて見てみた〜い!
それからは、ちょっと時間が空くたびに「また見てみよう」と気になる本に
なりました。
城壁が竜へ、そして塔が木へ本へ、さらに階段へと変化していくところなど、
自然で、素敵で、しばらく見入ってしまいます。
ざらっとしたものからなめらかなものへ、堅いものからやわらかいものへ、
そんな質感の変化も、ウィーズナーらしい不思議な感覚です。