「ぼく、たむ。これ、ぼくのおきにいり。おかあさんがつくってくれたんだ。きょうはぼく、ぴちぴちのさかなになっちゃって・・・」
おかあさんつくってくれたもの、それは、青いさかなの着ぐるみなんです。体が丸ごとはいる着ぐるみに入って、たむクンは幼稚園に出かけます。道行く人は、サカナのたむクンをみて驚くやら、泣き出すやら、笑うやら。近所のガミガミじいさんは、「あめだまなんか、食べるかい?」って優しくしてくれて。
「さかな」を見た人たちの表情がとてもユニークです。また、こんな着ぐるみをつくってしまう彼のお母さんってスゴイ!傘も手作りなのかな〜。
「さかな」を怖がって泣いたまぁちゃん、でもアメはしっかり手に握っているところに注目!
ともかく、とっても変わった絵本です。登場する人たちの表情が楽しくて、飽きませんよ。