3人きょうだいの末っ子、スピンキーがへそを曲げて家から飛び出してきました。
ねえさんが謝っても、にいさんが機嫌をとっても、母さんが優しくキスをしてくれても、スピンキーの機嫌はなおりません。
仲良しの友達がやってきても、父さんが説教しても、おばあさんがプレゼントを持ってやってきても、効き目はありません。
強情なスピンキーにそこまですねなくても、という思いと、でもエスカレートしてしまって、かえって謝れなくなる、という思いもよくわかるわ〜など、読者の心理をしっかりとらえます。
ほほえましいラストシーンに、ほっと一安心します。