『ぐりとぐら』シリーズがお気に入りの息子と一緒に読みました。
読む前から、この「すみれちゃん」には実在のモデルがいたことを知っていたので、こんな感想になってしまうのかもしれませんが、すみれちゃんが「すみれはらっぱ」から来たことや、かぼちゃを「せかいにひとつしかないすみれかぼちゃ」と名付けることなど、ちょっとわざとらしいというか、しつこいなと思ってしまいました。そうでなくても、展開が充分に面白いからです。
絵本としての面白さは何と言っても、かぼちゃを「えいっ」と地面にたたき落として割るところでしょう。本当にこんな割り方ができるのか、子供でなくても一度やってみたくなりますね。(でも息子は、「なげちゃだめだよね〜」と言っていますが。)
また、最後に種を畑に植えるところも楽しいですね。きっと、芽が出て、ふくらんで、花が咲いて・・・おいしいかぼちゃがなるでしょうね。読み終わってもわくわくが続きます。